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2025.07.02

左右で見える大きさが違う【不等像視】対策レンズのご紹介

通常の見え方
不等像視の見え方
左側が1%拡大、右側が2%拡大のトライアルレンズ

こんにちは!
市川市市川にある眼鏡屋、オオクシメガネの大串です。

先日、不等像視でお悩みのお客様がお越しになられたのでご紹介いたします。

まず、そもそも『不等像視』とは?

網膜に映る映像の大きさが左右で違って見えることを不等像視と言います。

一般的に左右の像の大きさが5%以上差があると両眼視に影響してくると言われています。

そのような症状が起こる原因として網膜疾患や黄斑前膜・網膜剥離術後、または左右差が大きいメガネ(不同視)を掛けることなどがあります。

不等像視のある方の症状として、複視(ものが2つに見える)や眼精疲労などがあり、日常的に支障をきたし悩まれている方も少なくありません。

ただ、左右の像の大きさの差を緩和できる『サイズレンズ』というものがあります。

それは【レンズのカーブを深くし、更に厚みをつけることで倍率を上げ、小さく見える方の眼を大きく見せる】というものです。

今回お声をかけていただいたA様は、右眼が大視症だったため、左眼にサイズレンズのトライアルレンズを装用してお試しいただきました。

すると3%拡大させることで違和感がなくなり楽に見えるということでした。

計算するとレンズカーブは7カーブになり、中心厚も7mmになるため重くなり見栄えも決していいとは言えませんでしたが、今回は見栄えなどより見え方を優先したいということでお作りいただきました。

そしてお渡しの際に、「違和感も少なくだいぶ楽に見えるようになった。」と喜んでいただけました。

不等像視の程度や度数によって難しい場合もありますが、今回のような症状でお悩みの方がいらっしゃいましたらお気軽にお問い合わせください。

お取り扱いブランド
Anne et Valentin/AQUALIBERTY/corner/ENALLOID/Line Art/MENS MARK
omodok/Onimegane/pine/TOMATO GLASSES/UKMK eyewear
内藤熊八作 …and others

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そのため状況によってはお待たせしてしまうかもしれません。
事前にご予約いただくとお待たせせずにご案内ができますので、お気軽にDMまたはお電話にてご連絡ください。